C-2-3 交換流学 C-2-3交換流学 内容・方法・活動 結果 特記事項 ※ 動画が入ります インタビュー記事を見る 内容・方法・活動 結果 特記事項 インタビュー記事を見る 内容・方法・活動 結果 特記事項 内容・方法・活動 山梨大学、山梨県立大学、甲州市がモデレーター、NPO等がコーディネーターとなり、地域住民および移住者、訪問者とも情報を交換しながら互助ネットワーク「共創の場」を形成する。さらに、小さな水サービスの導入とともに、その水サービスを活かした共体験(地域の親水活動、水源保全活動、花木や作物等の栽培・植栽、環境の理解や教育のためのセミナー)を演出する。その結果、社会的効用がどれだけ創出されたかをヒアリングなどによって明らかにする。社会的効用創出の結果を、共創の場あるいは共体験の方法などにフィードバックさせ、改善を図る。 結果 本事業のメンバーは研究開発者と協力者を合わせて100名を超え、その活動母体は、大学、研究所、企業、市民団体などさまざまである。本事業の活動を通して、それぞれの地域の水事情(と暮らしぶり)を見学し合う動き:交換流学が自然に生まれた。2023年3月に現メンバーの土佐山アカデミーが山梨での小さな水ワークショップに招かれたのをきっかけに、同年4月から毎月の、小さな水メンバーによる高知県高知市土佐山の訪問(Deepツーリズムづくりワークショップへの参加)が始まった。土佐山アカデミー主催の同ワークショップの目的の一つは関係人口創出であり、小さな水では、地域資源としての水の価値発見により、住民のコモンズへの関与の強化と付加価値および関係人口の創出をねらった。計10回の参加と発表会では、自営水道の水源における定期水質調査(詳細はA-2に記載)に加えて、自営水道の持続的運営を支える環境・社会要因、さらに水を取り巻く山林や食生産などの豊かな地域資源との関係性について多くの気づきと示唆が得られた。2023年8月には先述の自然塾の小中学生12人が小さな水メンバーと共に流域資源を探検・体感し、2024年6月には土佐山11名が山梨県内の水源流域、果樹栽培、養鶏、大学などの現場を視察した(図C-2-3)。また、山梨から奈良県須川への視察と調査は2023年6月から8回以上に及んだ(同じくA-2参照)。2024年11月には地理や水文化の小さな水メンバーが研究紹介を山梨に持ち寄る会が開かれた。 図C-2-3 山梨→土佐山・山環塾(上)と村の発表会(中)、土佐山→山梨(下) 特記事項 奈良市須川町への訪問を重ねることで地域の信頼とニーズが明確となり、前述(B-1-3)の干潟ガーデンの設置に結びついた。今後も、山梨から大阪・奈良、奈良・能登から山梨など、相互訪問の予定が続いている。以上より、本事業の目的の一つ、互助ネットワークの形成は、交換流学として実を結んだ。